フードの質問(補足)
2017/03/08 in DOG DIAMOND
先日のフードの質問記事
魚の粉が主原料で、卵殻カルシウムが多めに入っているごはん
カルシウムが多すぎないか心配だという話をさせて頂きました
人間で言うと若い頃は “骨が丈夫になるように” “背が伸びるように”
老いてくると“骨粗しょう症にならないように” 牛乳を飲んだり、サプリを飲んだり
積極的にカルシウムを摂取してきたと思います
犬も同じように考えている、フードメーカーさんがあるんです
↑AAFCOの栄養価基準
これを全く参考にせず、フードを作ってるところがあったら聞いてみたい
カルシウムに関しては『下限』と共に『上限』も記載されています
摂りすぎると駄目だからです
そもそもドッグフードのパッケージにカルシウムの値が記載されていない事も多いですが
上限を超えているメーカーだってあります
信念があるのかもしれないですが、多くの場合は先日の記事のフードのように
なんとなく魚の粉を入れて、卵殻カルシウムを入れたら高くなった・・そんなレベルだと思います
(高くないかもしれませんが)
あくまで個々ではありますが
それでもある程度犬種特性を考慮する必要はあります
【股関節形成不全など関節の疾患の罹患率が高い犬種】
に関しては
若年期のカルシウムの過剰摂取は気を付けなければならないし
【尿結石の罹患率の高い犬】
に関しても過剰摂取は気を付けるべきです
↓アニコムの白書
全犬種を平均してストラバイトとシュウ酸カルシウムの罹患率が半々だとします(だいたいそんな感じ)
シュナウザーに関しては犬種平均の4倍結石が出来ます
そのうちストラバイトとシュウ酸が大体半々の割合なので
シュウ酸カルシウム結石に関しては犬種として4倍気にしなければならなりません
パピヨンに関しては犬種平均の1.6倍結石が出来ます
パピヨンに関しては表を見る限り、大体8割位の子がシュウ酸カルシウムなので
3倍くらいシュウ酸カルシウム結石を気にしなければならなりません
えっつ?と思いますよね
とりあえず、パッケージにカルシウムの値は表記するようにしてほしいです