尿路ケア中の子にはサプリを与えられないのか
2017/02/10 in DOG DIAMOND
結石が出来やすく、療法食を食べている子にサプリを与えても良いのか??
いろんな症状に対して言えますが、今回はシュウ酸カルシウム結石のみについて調べました
同時に皮膚のトラブルを抱えていて、脱療法食をさせたいのですが(脱PH)
やはり結石が大きくなる事にたいする懸念が残り、脱療法食が決断出来ていません
ならばせめて体の免疫力をあげるためサプリを与えたいのですがミネラルのバランスが崩れるのが心配です
シュウ酸カルシウム結石に対応できるフードに含まれるカルシウムの量
(※一日の給餌量を40g(大体2㌔~2,5㌔位の小型犬をイメージしています)で計算)
ちなみにシュウ酸カルシウム結石が出来るメカニズムにへの対処法が
カルシウムの制限だけとは思っていないですがあくまでミネラルのバランスに関しての結果です
PHコントロールV2+原料サポート →0,5g
PHコントロールV2+低分子プロテイン→0,2g
UD →0,12g
ブルーバッファロー尿路ケア→0,4g
ナチュラルハーベストフラックス→0.37g
シュウ酸カルシウムに対応するフードと言っても、これだけカルシウムの量は違うんですね!
シュウ酸だけに対応するUDは流石に低いと感じました(それが良いか≪合っているか≫どうかは別として)
その含有率に対して、当店に置いてあって与えてあげたいと思うサプリに含まれるカルシウムについて調べました
JIN→ミネラル無し(メーカー回答)
NKDシロップ(イムロース)→0.1g
※粗灰分全体の数値(これより細かいデータはメーカーにも無し)
仮にミネラル全体のうちカルシウムが10%だったとすると→0,01g
アニマストラス→0,0007g
rashikurashiku天然酵母+乳酸菌+こうじ菌 →0,18g
※これも粗灰分(ミネラル全体の数値)10分の1い換算すると →0,018g
※サーモンオイル(FISH4) 姫マツタケリキッド(シエン) は今のところ回答無し
つまり療法食を食べて摂取するカルシウム0,12g~0,5gに対して
サプリで摂取するカルシウムは 0g~0,018g
これは療法食の給餌量が変わる事の誤差にも満たない数値です
結論としては
尿路感染症の療法食を食べ続けていて
同時に他の疾患を抱えている子に対して、サプリを与える事は不可能ではないという事
定期的な尿検査やエコー診断などで結石の検査を積極的に行い
同時に家庭での飼育環境の改善+サプリかなと思います
ブルバッファローふやかし+ウロアクトを薦めようかと思ってます